日銀為替介入で対ドル78円台に
為替相場の新理論FXバックドラフト
午前10時ごろから東京外国為替市場で断続的に円売り・ドル買いの市場介入を実施、最近の急激な円高の進行に歯止めをかけるため、金融緩和を組み合わせた緊急の円高対策に踏み切りました。
円高が東日本大震災後の復興と景気回復を損なう恐れが強まっていることに対する政府・日銀の強い危機感を示すものです。
円売り介入は、震災直後に日米欧が協調介入に踏み切った3月18日以来約4か月半ぶりで、介入規模は兆円単位とみられ、介入後の東京市場で円は対ユーロでも急落しています。
野田財務相の緊急会見で、「無秩序・投機的な動きをけん制するため」と介入理由を説明し、日本政府の単独介入の様です。
為替介入が単独のため市場への影響は限定的との見方で、米国や欧州各国も順番に金融緩和策を実施することが想定され、ドル安リスク続く中、介入継続が必要になるのでは?という意見もあります。
4日正午現在は、1ドル=78円90〜93銭と前日比1円74銭の円安・ドル高です。