ECBを控えドル78円台付近に戻る

ドル78円台の安値
8日の欧州中央銀行理事会(ECB)や9日の欧州連合首脳会議を控え、いずれも動意の薄い展開となり、ドル78円付近になっています。これは、ショートポジションが膨らんでいるユーロは買い戻されやすい地合いにあるようです。

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9日のEU首脳会議では、各国レベル及びEUレベルでの財政規律および違反時の制裁強化が議論される見通しですが、「ユーロのショートポジションが極端な水準に膨張しており、市場が会議で何らかの進展があったと認識すれば、ユーロの買い戻しにつながりやすい環境になっているとの観測です。

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ユーロの下落は、ドイツやフランスなどトリプルA格付けの国も含め、欧州各国が今後数カ月以内に格下げされる可能性があるとの警戒感が広まったことが背景のようです。また、S&Pがユーロ圏の全ての国をクレジット・ウォッチ・ネガティブに指定する準備を進めているとの報道があった。

その後S&Pは、ユーロ圏15カ国の長期ソブリン格付けを「クレジットウォッチ・ネガティブ」にすると発表した事を受け、ユーロ/ドルは1.3385ドルと小幅下落しました。ただ、S&Pがこうした発表をするとの見方が既に広がっていたことから、反応は限定的だったようです。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(11月29日までの週)によると、ユーロの売り越しは10万4302枚と2010年6月8日終了週以来1年半ぶりの高水準となり相当規模のユーロショートを抱えていることから、「ユーロのリスクは上向き」との見方もあります。